昨夜、東急東横線の中で、グラフィク・デザイナの粟津潔さん(1929-)のアフォリズム『デザインする言葉』(粟津デザイン室編、2005、フィルムアート社)を読んでましたら、そのなかに「犬もさえ都市に関与できるという関係を充足できないかぎり、どんな立派な建物があっても無用の長物だ」という言葉がありました。
この言葉は『粟津潔デザイン図絵』(1970、田畑書店)で初出とあり、私は同書をまだ読んでないので、粟津さんの“意図”や文脈からはおおきく逸れてしまうでしょぅが、この言葉(標記、刻印)は、盲導犬をとりまく現況についても意義ある“意味”を帯びうるものであると思います。あるいは、盲導犬に関連する文脈を近付けたり、そうした文脈に換入しうる潜勢力をもった言葉であると思います。 「都市に関与」する電車の中で『デザインする言葉』を読んでいて、そして『粟津潔デザイン図絵』を読むまえに、そんなことを考えました。
by aiden301
| 2006-03-31 12:59
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